福島県の高校生たちは、昨年6月から福島県主催の「ふくしまナラティブ・スコラ」で全11回の講座を受け、効果的な資料の作り方や話し方を学んだりしました。
「ふくしまの高校生が伝えるナラティブ・プレゼンテーション」が9日、いわき市で開かれ、20人が等身大の言葉で古里への思いを語りました。
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東日本大震災・原発事故10年
高校生が復興の思い語る 福島・いわきでナラティブ・プレゼン
福島民報 2022/01/10
福島県内の高校生が復興の今や課題を発信する「ふくしまの高校生が伝えるナラティブ・プレゼンテーション」が9日、いわき市のアリオスで開かれた。福島県の現状を調べながら半年間プレゼンの技術を学んだ20人が、等身大の言葉で古里への思いを語った。
生徒は昨年6月から、県環境創造センター主催の「ふくしまナラティブ・スコラ」に参加した。全11回の講座で効果的な資料の作り方や話し方を学んだり、復興に携わる人から話を聞いたりして準備してきた。
震災後に浪江町から一時県外へ避難した磐城桜が丘高1年の愛沢美優さんは町で暮らした記憶が少なく、「自分にとって福島とは何なのだろうか」と悩みを抱えていた。自分と福島の関係を考えるのが嫌になった時期もあったが、この半年、ナラティブ・スコラで学ぶ中で「今すぐ言葉にしなくても良い。この先もずっと考え続けるものが私にとっての福島」と考えられるようになったと打ち明けた。
福島高1年の堀江美音さんは、観光パンフレットを読むことでいつでもどこでも福島の魅力を体験できる「パンフ旅」という観光の在り方を提案した。
発表に先立ち、内堀雅雄知事も復興の将来像などを語った。