東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町で、初日の出を眺める人たち=1日午前7時6分 東京電力福島第1原発事故で全住民の避難が続く福島県双葉町で1日、初日の出の観賞のため産業交流センターの屋上が開放された。朝日が厚い雲の隙間から漏れ出し、集まった町民らは「光が差したね」などと言い合いながら写真に収めた。同町では、今年住民帰還が始まる見通し。 JR常磐線双葉駅近くの初発神社には、避難先から車で初詣に来た町民の姿も。高倉洋尚宮司(59)によると、例年千人以上の参拝者がいたが、昨年は10分の1ほどだった。「少しさみしいけれど、皆遠くから来てくれて本当にありがたい」と目を細めた。