フランスのフラマンビル原発に建設中の新型炉:欧州加圧水型炉(EPR)は、燃料装填が2022年末から23年4~6月に延期になりました。国内1号機となるこのEPRは当初12年に稼働する計画でしたが、設計上の不備や工事の欠陥が相次いで発覚し10年以上遅れることになりました。
これだけ予定が遅れたのは設計変更が重なったためと推定され、新型炉が「未完成の技術」であることが分かります。時間に追われることなく絶対的な確信が得られるまで徹底的に設計変更と改造を行うべきです。
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仏電力の新型原発、また稼働延期 10年以上遅れ、増設計画に影
共同通信 2022/1/12
【パリ共同】フランス電力(EDF)は12日、北西部フラマンビル原発に建設中の新型炉、欧州加圧水型炉(EPR)について、作業の遅れで運転開始に向けた燃料装填が2022年末から23年4~6月へ延期となると発表した。新型コロナウイルス流行の影響もあるとしている。
国内1号機となるこのEPRは当初12年に稼働する計画だったが、設計上の不備や工事の欠陥が相次いで発覚し、10年以上遅れることになった。マクロン大統領は昨年、国内で原発建設を再び推進すると表明したが、再度の遅れは新たな計画策定に影を落としそうだ。