原子力規制委員会の委員らが柏崎刈羽原発を訪れ、テロなどから原発を守る特定重大事故等対処施設を非公開で調査しました。終了後山中委員は、核セキュリティについての調査について、「審査をどのようにするか、再稼働許可が出せるのかどうかについては改めて規制委員会のなかで議論したいと思っている」と話しました。
また24日、全国の規制事務所に核セキュリティ専門の検査官を配置すると公表されました。検査官は外部から採用されるセキュリティの専門家で、来年度から配置されます。
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テロなどへの備えは 規制委が柏崎刈羽原発を調査
UX新潟テレビ21 2022/01/25
原子力規制委員会の委員らが柏崎刈羽原発を訪れ、テロなどへの備えが適切になされているか現地調査をしました。調査はテロなどから原発を守る特定重大事故等対処施設で、非公開で行われました。原子炉の安全性が専門の山中伸介委員らが原子炉周辺の設備を調査したということです。終了後山中委員は「今回 現地調査をした限りでは 特段大きな問題は 私自身は見出すことができなかった」と話しました。一方、柏崎刈羽原発では不手際が相次いだ核セキュリティについて追加調査が続いていて、山中委員は「審査をどのようにするか、再稼働許可が出せるのかどうかについては改めて規制委員会のなかで議論したいと思っている」と話しています。また、24日の柏崎刈羽規制事務所の会見では原発が立地する全国の規制事務所に核セキュリティ専門の検査官を配置することが公表されました。検査官は外部から採用された セキュリティの専門家で、核物質防護の態勢を定期的に検査します。検査官は、来年度から配置される予定です。