12日から1号機でロボット調査 福島第1原発、格納容器に投入
共同通信 2022/1/6
東京電力は6日、福島第1原発1号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しに向け、原子炉格納容器にロボットを投入して内部状況を把握する調査を12日から始めると発表した。デブリがあるとみられる格納容器底部などを半年間かけて調べ、デブリを覆っている砂状の堆積物の採取も目指す。
潜水機能を備えたボート型ロボットを遠隔操作し、容器底部にたまった水中を移動しながらカメラで内部を撮影する。ロボットは超音波センサーや放射線検出器などを搭載した6種類があり、1機ずつ順次投入する。
1号機は11年の炉心溶融事故で圧力容器内にあったほぼ全ての核燃料が溶け落ちた可能性が高い。