「化石賞」に首相が反論「延べ20カ国以上が受賞」 参院本会議
毎日新聞 2022/01/20
岸田文雄首相は20日の参院本会議の代表質問で、日本が昨年11月の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)期間中に「化石賞」に選ばれたことについて、「(COP26の)主催国の英国が4回受賞するなど延べ20カ国以上が受賞しているものと承知している」と反論した。
化石賞は、環境NGOが脱炭素に「後ろ向き」と評価した国に贈る。立憲民主党の水岡俊一氏が「首相がCOP26の演説で既存の火力発電を活用し続ける方針を示したことが理由だ」と指摘したのに対する答弁。首相は重ねて「COP26で我が国が表明した5年間で100億ドルの国際的な支援という新たなコミットメント(関与)は多くの参加国から高い評価と歓迎の意が示され、存在感を示すことができた」と強調した。【田中裕之】