花角新潟県知事は26日の記者会見で、前知事の米山隆一衆院議員が県独自の「三つの検証」の運営方法を問題視していることについて「具体的に何を話しているのか承知していないので、特にコメントはない。きちんと検証は進めていきたいと思っている」と語り、自身のこれまでの判断について「考え方や、どうしてこういうことになっているのかということは何度も説明をしているので、それ以上加えることはない」と述べました。
また次期知事選(5月12日告示)で原発問題が争点になるべきか問われると「私自身がまだ意思を決定していないので、コメントのしようがない」と述べました。
柏崎刈羽原発の再稼働に関しては、何もかもが曖昧模糊としています。そのままで知事選に入りたいというのが真意なのでしょう。
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花角知事「原発検証 進めていく」 米山氏の問題視受け
新潟日報 2022/01/27
花角英世新潟県知事は26日の定例記者会見で、前知事の米山隆一衆院議員(新潟5区、無所属)が原発の安全性を巡る県独自の「三つの検証」の運営方法を問題視していることについて「具体的に何を話しているのか承知していないので、特にコメントはない。きちんと検証は進めていきたいと思っている」と語った。
三つの検証は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働論議の前提とするために米山氏の知事時代にスタートし、後任の花角知事に引き継がれた。
米山氏は、花角県政になって、検証作業に当たった委員の一部が高齢を理由に県から再任されなかったことや、県が検証総括委員会の池内了委員長との間で「共通認識を持てていない」などとして総括委を約1年開いていないことを疑問視している。
花角知事は自身のこれまでの判断について「考え方や、どうしてこういうことになっているのかということは何度も説明をしているので、それ以上加えることはない」と述べた。
米山氏は県に対し、三つの検証を運営するプロセスを記した文書の情報公開を請求した。これに関して花角知事は「きちんと対応したい」と話した。
花角知事は、次期知事選(5月12日告示、29日投開票)での自身の去就を明らかにしていない。知事選で原発問題が争点になるべきか問われると「私自身がまだ意思を決定していないので、コメントのしようがない」と述べるにとどめた。