2022年8月21日日曜日

「やっぱり少し悲しい」 大熊町の幼稚園解体 最後の一般開放

 福島第1原発事故に伴い今年9月に解体される予定の福島県大熊町の幼稚園で、19日一般開放が行われました。園舎のあるエリアは今年6月に避難指示が解除されましたが、来年度から町に認定こども園が新設されるため今年9月にも解体工事が始まります。
 かつての学び舎を訪れた人たちは、原発事故前の町の姿に思いを巡らせました。
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「やっぱり少し悲しい」福島第一原発から6キロ 解体される幼稚園 最後の一般開放
                          テレビユー福島 2022/8/19
福島第一原発事故に伴い今年9月に解体される予定の福島県大熊町の幼稚園で、19日、一般開放が行われました。かつての学び舎を訪れた人たちは、原発事故前の町の姿に思いを巡らせました。
福島第一原発からおよそ6キロの距離に位置する大熊町の大野幼稚園。1972年に開園した大野幼稚園は、震災当時196人の園児がいましたが、原発事故のあと、帰還困難区域となり、長い間閉鎖されていました。園舎のあるエリアは今年6月に避難指示が解除されましたが、来年度から町に認定こども園が新設されるため今年9月にも解体工事が始まります。
こうした中、8月19日から園舎が一般開放され、通園バッグや道具箱などの私物を持ち出す最後の機会となりました。当時、幼稚園に通っていた家族などが訪れ、かつての学び舎を懐かしんでいました。
「汚れたら着替えられるように(置いていた)。サイズ見ると成長が分かりますね」
着替え袋を見て、当時を懐かしむ堀川達也さんと息子の優斗さん。震災当時、優斗さんは年長組でした。
堀川優斗さん「なんか戻りたいですね」
震災後、町を離れ、現在はいわき市に住む優斗さん。かつての学び舎の解体に複雑な思いを抱きます。
堀川優斗さん「卒園できなかったので、最後に同じクラスだった子と全員で集まって、写真撮りたかった。(解体は)やっぱり少し悲しい」
持ち帰られなかった私物は処分することにしていて、町は20日も大野幼稚園の一般開放を行います。