岸田首相は24日の会議で唐突に次世代原発の建設検討を指示しました。それについて原子力規制委員会の更田委員長は、「次世代の炉をつくるとなると今の規制の体系では規制ができないので新しい技術を規制する準備をしなければならない」「規制当局として関心をもたざるをえない」と述べました。
経済界は例によって次世代型原発の開発や原発運転期間の延長について年末までに具体的な結論を出すよう指示したことに対し「非常に高く評価したい」と歓迎しています。
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日テレNEWS 2022/8/24
岸田総理が24日、次世代原発の建設検討を指示したことについて、原発の安全性をチェックする原子力規制委員会の更田委員長は政府が次世代型としてどのような型の原発を想定しているのか注視していると述べました。
更田豊志委員長「正直に言うとそこに一番関心があります」
更田委員長は24日の会見でこのように述べ、政府が検討する次世代原発がどのようなタイプなのかなど確認した上で、次世代炉にも対応する新たな規制基準の作成には時間がかかるとの認識を示しました。
次世代原発検討「非常に高く評価」 経済界、追加再稼働にも期待感
時事通信 2022/8/24
岸田文雄首相が24日、次世代型原発の開発や原発運転期間の延長について年末までに具体的な結論を出すよう指示したことに対し、経済界からは「非常に高く評価したい」(十倉雅和経団連会長)と歓迎する声が上がった。
原子力規制委員会の審査を通った7基の追加再稼働を急ぐ姿勢を示したことについても「電力の安定供給につながる動きはありがたい」(自動車メーカー)と好意的な受け止めが広がった。