2022年8月13日土曜日

復興相と環境相が福島県知事を訪問

 第2次岸田改造内閣に初入閣した秋葉賢也復興相と西村明宏環境相が12日、それぞれ福島県庁で内堀雅雄知事と面会しまし

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秋葉復興相「現場主義で」 西村環境相「情報発信を」 福島知事と面会
                            河北新報 2022/8/13
 第2次岸田改造内閣に初入閣した秋葉賢也復興相(衆院比例東北)と西村明宏環境相(衆院宮城3区)が12日、それぞれ福島県庁で内堀雅雄知事と面会した。
 秋葉復興相は、特定復興再生拠点区域(復興拠点)での生活再建や拠点外区域の避難指示解除について「現場主義で地域の実情の把握に努める」と強調した。
 来春に予定される原発処理水放出の風評対策に関しては、記者会見で「海に『線』はなく、日本全体の問題。丁寧な説明を尽くし、強い決意で理解醸成を進める」と述べた。
 西村環境相は、中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)に保管中の除染廃棄物に触れ「2045年までに福島県外で最終処分することが法律で定められている。早期に目に見える形で工程を示したい」と抱負を語った。
 除染土の再利用や最終処分については「地元の宮城でも苦労しているし、国民的な理解は進んでいない。情報発信は重要課題だ」との認識を示した。
 内堀知事は「福島の事情をよく知る隣県の宮城選出の国会議員であり、非常に心強い」と歓迎した。

■復興相、震災遺児・孤児のフォロー強調
 福島県訪問に先立ち、秋葉復興相は12日午前、前復興相の西銘恒三郎氏と大臣交代式に臨んだ。復興庁の幹部職員約20人に、東日本大震災で親を亡くした遺児・孤児が岩手、宮城、福島3県で計約1800人いることに触れ「最も厳しい環境に置かれた方が自立できているかどうかのフォローアップが大事だ」と述べた。
 西銘氏は東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域のうち、特定復興再生拠点区域(復興拠点)から外れた地域へ帰還を希望する住民に関し「地元の強い思い、要望が頭の中に残っている。地元のために頑張ってほしい」と激励した。


復興と環境が知事を訪問 復興へ山積する課題の解決へ 決意を示す 福島
                            福島テレビ 2022/8/12
内閣改造が行われ、福島県の復興に大きくかかわる復興・環境・経済産業の各大臣が交代し新たに就任した。
このうち、秋葉賢也復興大臣と西村明宏環境大臣が福島県の内堀知事を訪問し、福島の復興への決意を示した。
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<宮城県丸森町出身で今回初入閣した秋葉復興大臣>
復興拠点以外の帰還困難区域で進める避難指示解除に向けた取り組みや、福島第一原発の処理水海洋放出に伴う風評対策などに、政府が前面に立って取り組む考えを示した。
内堀知事は「福島の復興は途上」と強調し、政府が最後まで責任をもって取り組むよう求めた。
秋葉賢也復興大臣:「(処理水の処分については)国民的な理解を得られるように復興庁をあげて、そうした丁寧な説明をしてまいりたいと思っておりますし、さまざまな情報の発信も的確に進めていかなければならないなと思っております」
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<続けて西村環境大臣も県庁を訪問>
内堀知事は2045年までとされている中間貯蔵施設について触れ、廃棄物の県外最終処分に向けた方針と工程を早く明確にするよう求めた。
西村明宏環境大臣:「中間貯蔵の(土壌等を)いかに再生利用するか、また減容できるものがあるのか、そういったものを含めて検討しながらできるだけ早く前向きに進められるようにしてまいりたいと思います」

山積する課題の解決へ、各大臣の取り組みが問われている。