2022年8月5日金曜日

村井宮城県知事「風評被害の対応を」 処理水の海洋放出で東電へ

 福島第原発の汚染水を海洋放出する工事4日に始まったのを受けて、村井知事は「引き続き海洋放出以外の処分方法の継続検討を求めていくとともに、情報発信や理解醸成、具体的かつ効果的な風評対策などについて国及び東京電力の責務としてしっかり対応するように求める」とコメントしました。

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村井知事「風評被害の対応を」 福島第一原発の処理水の海洋放出 工事着工へ
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福島第一原発の処理水の海洋放出に向け、地元自治体が工事の着工を条件付きで了承したことを受け、東京電力は8月4日から工事を始めます
これについて村井知事は引き続き風評被害などの対応について東京電力に求めていくとしています。
福島第一原発が立地する福島県と大熊町、双葉町の各自治体は8月2日、東京電力の処理水の海洋放出に向けた工事計画について、「安全対策や管理の徹底」や「国民の理解を得ること」などの条件を付け、計画を了承しました。
これを受け、東京電力は海底トンネルの整備に向けた工事などを4日から開始し、完成時期については、来年の春から夏ごろを見込んでいます。
処理水の放出を巡っては、県内の漁業関係者などからも風評被害を懸念する厳しい声があがっています。
地元自治体の工事の了承を受け、村井知事は「引き続き海洋放出以外の処分方法の継続検討を求めていくとともに、情報発信や理解醸成、具体的かつ効果的な風評対策などについて国及び東京電力の責務としてしっかり対応するように求める」とコメントしています。