2022年8月9日火曜日

09- ザポロジエ原発に再び砲撃、作業員が負傷か ウクライナ南部

 ウクライナの国営原子力企業は7日、ロシア軍が6日にウクライナ南部のザポロジエ原発を再び砲撃したと発表しました。ロシア軍が占領する同原発では5日にも砲撃があり、ロシアとウクライナ双方が相手の攻撃だと非難しています

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ザポロジエ原発に再び砲撃、作業員が負傷か ウクライナ南部
                             毎日新聞 2022/8/8
 ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは7日、ロシア軍が6日にウクライナ南部のザポロジエ原発を再び砲撃したと発表した。放射線を計測するセンサーが損傷し、作業員1人が負傷したという。ロイター通信などが報じた。放射線量の変化の有無など詳細は不明。
 ロシア軍が占領する同原発では5日にも砲撃があり、ロシアとウクライナ双方が相手の攻撃だと非難している
 同社によると、ロシア軍は6日夕、使用済み核燃料の貯蔵施設付近を砲撃した。この砲撃により、同社は仮に使用済み核燃料容器からの放射能漏れなどが起きた場合も「迅速に対応することが不可能になった」としている。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、欧州連合(EU)のミシェル欧州理事会常任議長(EU大統領)と電話で協議し、「ロシアの核テロ攻撃には、原子力産業に対する制裁といった国際社会からのより強い反応が必要だ」と対露制裁強化を呼びかけた。
 一方、同地域を支配する親露派勢力の当局者は、今回もウクライナ側の攻撃と主張している。
 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は最初の砲撃後の6日に声明を発表し、「現実的な原子力災害のリスク」があると警告。全ての当事者に「最大限の自制」を求めた。【ベルリン念佛明奈】


ザボリージャ原発に再び攻撃 国連事務総長「自殺行為だ」
                       フジテレビ系(FNN) 2022/8/8
放射能漏れが懸念される中、ウクライナ南部にあるヨーロッパ最大規模のザポリージャ原発に、再び攻撃があった。
ウクライナ国営の原発運営会社によると、ヨーロッパ最大規模のザポリージャ原発が再び攻撃を受け、ロシア軍のミサイルが、使用済み核燃料の貯蔵施設のすぐ近くに着弾するなどして、職員1人が負傷したとしている。
一方、ロシア国防省は、「ウクライナ軍の攻撃だ」と主張している。
広島の平和記念式典参列のために来日中の国連のグテーレス事務総長は、原発への攻撃を厳しく非難した。
国連・グテーレス事務総長「どんな原子力発電所への攻撃も自殺行為だ。攻撃が終わることを願っている」
ザポリージャ原発には前日にも攻撃があり、IAEA(国際原子力機関)は、「核災害の現実的リスクが示された」と警告、ロシア・ウクライナ双方に自制を求めていた。