福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の取り出しについて、ロボットアームの開発の遅れなどから政府と東電は年内の開始を断念し、1年程度遅らせる方向で調整しています。
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デブリ年内搬出断念へ 福島第1原発、1年延期か
共同通信 2022/8/24
東京電力福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の取り出しについて、政府と東電が目標としていた年内の作業開始を断念する方向で検討していることが24日、関係者への取材で分かった。取り出しに使うロボットアームの開発の遅れなどが原因。東電は1年程度遅らせる方向で調整している。延期は2回目。
事故でできたデブリの取り出しは第1原発の廃炉作業の最難関。政府と東電は、2041~51年に廃炉を完了する目標を維持するが、使用済み核燃料の搬出など他の主要工程も延期が相次いでおり、目標通りにいくかどうかは不透明だ。