原子力規制委のメンバーが福島第一原発を訪れたまりつづける処理水を海に放出するための設備工事の状況などを確認し、更田委員長は「これから核種の特定の仕方なども含めて運用面についての議論を続け、必要があれば実施計画に反映させていく」と語りました。
更田委員長は9月、任期満了で退任する予定で、今回が最後の視察となります。
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「運用面についての議論続ける」原子力規制委員長 福島第一原発の処理水放出設備工事状況を視察
テレビユー福島 2022/8/26
原子力規制委員会の更田委員長が福島第一原発を視察しました。
たまりつづける処理水を海に放出するための設備工事の状況などを確認しました。
更田委員長など、原子力規制委員会のメンバーは、25日から福島第一原発を視察していて、26日は高台から、廃炉作業の状況を確認しました。
また、更田委員長は、処理水を海に放出するための海底トンネルにつながる立て坑も視察し、工事の状況なども合わせて確認しました。
更田委員長:「実施計画は設備面に関して認可を出した。運用面についてはまだこれから核種の特定の仕方であるとかそういうものを含めて運用面についての議論を続けて必要があれば実施計画に反映させていく」
更田委員長は9月、任期満了で退任する予定で、今回が最後の視察となります。
原子力規制委員会の更田委員長、福島第一原発の処理水施設を視察
日テレNEWS 2022/8/26
原子力規制委員会の更田委員長が福島第一原発を訪れ、来年春の開始に向けて、工事が進む処理水の放出設備などを視察しました。
東京電力は福島第一原発にたまり続けるトリチウムを含む処理水を海水で薄め、海底トンネルを使って沖合1キロの地点から海に放出する計画です。
原子力規制委員会は、その安全性などを確認し7月に計画を認め、26日、更田委員長が、認可後初めて福島第一原発を訪れ、処理水の放出設備などを視察しました。
東京電力は、来年春の処理水の放出開始に向けてトンネルの掘削などに着手していて、規制委員会は引き続き、工事の進捗などを確認していくとしています。