ドイツのハーベック経済相は21日、国内に残る原発3基について、ガス使用量を最大でも2%節約できる程度だとして稼働延長を否定しました。
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独経済相、原発3基の稼働延長を否定 節ガス効果は限定的と指摘
ロイター 2022/8/22
[ベルリン 21日 ロイター] ドイツのハーベック経済相は21日、国内に残る原子力発電所3基について、ガス使用量を最大でも2%節約できる程度だとして稼働延長を否定した。
1970年代から80年代の反原発運動をルーツとする緑の党に所属するハーベック氏は市民との討論会に出席し、この程度の節約は脱原発に関する議論を再開するほどのものではないとの考えを示した。
ただ、ガス節約策を巡る議論とは別に、ストレステストで冬の安定した電力供給を確保するために必要だと示されれば、バイエルン州の原発1基の稼働延長に前向きだと述べた。
一方、親ビジネス派・自由民主党のリントナー財務相は、石炭火力発電所を再稼働させるよりも、原発の稼働期間をある程度延長させる方が良いという立場を繰り返した。
ショルツ首相は、ストレステストの結果は今月末か来月初めに出るとし、その時に決断を下すと述べた。