東電は22日、福島第1原発の原子炉建屋などに雨水などが流入することで発生する汚染水について、28年度までに発生量を1日当たり50~70トンに低減させるとの見通しを示したということです。この汚染水水量をそれより十分小さく抑えることが出来ればトリチウム水の問題は解決します。事故後もう11年が経つのにいまだに150トン/日レベルにあって、それを50~70トン/日に低減させにはあと6年も掛るとは呆れます。なぜ最優先でやらないのでしょうか。
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1日50~70トン目標 東京電力、第1原発の汚染水発生を低減へ
福島民友 2022/12/23
東京電力は22日、福島第1原発の原子炉建屋などに雨水などが流入することで発生する汚染水について、2028年度までに発生量を1日当たり50~70トンに低減させるとの見通しを示した。
汚染水は来春の海洋放出開始が予定される処理水の元となっている。廃炉のロードマップ(工程表)では、25年度までに汚染水の発生量を1日当たり100トン以下に抑制するとの目標が設定されている。東電は同50~70トンの達成に向け、雨水が地下に染み込まないようにする「フェーシング」などの対策を進めるとしている。
東電によると、今年4~11月の汚染水発生量は、降雨量が例年よりも少ないこともあり、1日当たり約100トンで推移している。