2022年12月9日金曜日

原発運転延長許さぬ 共産・岩渕議員「福島の教訓放棄」/関電包囲全国集会

 共産党の岩渕友議員は6日の参院経済産業委で、原発の運転期間を最長60年以上にする原発政策大転換の問題を取り上げ、福島第1原発事故の教訓を放棄することになると批判しました。それに対して西村康稔経産相はまともに答えませんでした

 また山中伸介規制委員長が先月、運転期間延長に関し「利用政策側が判断される」と答弁したのは更田豊志前委員長の見解と異なると指摘したことに対して、山中委員長は「検討主体について発言は控える」と述べ、やはりまともに答えませんでした
 それとは別に4日、「老朽原発うごかすな!実行委員会」主催の「関電包囲全国集会」大阪市北区の関西電力本店前で開かれ、900人が参加しました。
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原発運転延長許さぬ 岩渕氏「福島の教訓放棄」
                       しんぶん赤旗 2022年12月8日
 日本共産党の岩渕友議員は6日の参院経済産業委員会で、原発の運転期間を最長60年以上にする原発政策大転換の問題を取り上げ、福島第1原発事故の教訓を放棄することになると批判しました
 資源エネルギー庁は11月、原子力政策の行動計画案を提示。同案は「既設炉の最大限活用」をうたい、原発の停止期間を運転期間から除外することを盛り込んでいます。
 岩渕氏は「原発の運転期間は最長60年だが、これでは60年以上の運転を認めることになる」と指摘。岸田文雄首相が国会審議で、福島原発事故の反省のもと原子力の推進と規制を分離し原子力規制委員会が設置され、原発運転期間を40年とし、1回に限り20年以内の延長とする法改正が実現したと答弁したことに言及し、「この立場を変えることになるのか」と追及しました。西村康稔経産相は「利用政策の観点から議論を進めている」としてまともに答えませんでした

 岩渕氏は、山中伸介原子力規制委員長が先月、運転期間延長に関し「利用政策側が判断される」(衆院原子力特別委)と答弁したが、更田豊志前委員長は「立法政策の場において決められるべきだ」(2020年12月、同委)と答えていた事実を示し「判断の主体に対する認識が違っている」と矛盾点を突きました
 山中委員長は「検討主体について発言は控える」と述べるにとどめました。岩渕氏は「方針を大転換して原発回帰するのはただちにやめるべきだ」と迫りました。


老朽原発動かすな 大阪 関西電力包囲全国集会
                       しんぶん赤旗 2022年12月5日
 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は4日、大阪市北区の関西電力本店前で「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」を開きました。集会後、難波までデモ行進しました。900人が参加しました。
 原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演氏が主催者あいさつ。「美浜原発3号機の停止、廃炉を求めるとともに、高浜原発は再稼働させる前に廃炉を」と訴えました。
 日本共産党の山本貴美子敦賀市議は「住民の命と暮らしを守るためには、原発の廃炉しか道はない」と語りました。
 東京電力福島第1原発事故によって福島県から避難し生活している、京都、兵庫、関西の原発賠償訴訟団の各原告らは「普通の暮らしとは、放射能汚染を心配しなくてもよいということです」と話しました。
 集会では、美浜原発運転差し止め仮処分について井戸謙一弁護士が報告したほか、関電に向かってポテッカーアクションもしました。

ポテッカー:ポスターとステッカーの中間のもの。自転車の籠に取り付けたりする(事務局)