関西電力は、兵庫県朝来市で運営していたバイオマス発電所(6年前に国内で初めて官民共同で設置)を、12月で停止すると明らかにしました。木材価格の高騰でチップの材料の確保が難しくなったためです。一般家庭およそ1万2000世帯分の発電能力がありました。
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関西電力 バイオマス発電所を停止へ 木材価格高騰で 兵庫・朝来市 初の官民共同設置
関西テレビ 2022/12/1
関西電力は、兵庫県朝来市で運営していたバイオマス発電所を、12月で停止すると明らかにしました。
朝来バイオマス発電所は、6年前、関西電力や兵庫県などが国内で初めて官民共同で設置しました。
放置された間伐材などを木材チップに加工して燃料とし、一般家庭およそ1万2000世帯分の発電能力がありました。
関西電力によると、木材価格の高騰でチップの材料の確保が難しくなり、ことし10月、チップを供給する兵庫県森林組合連合会から撤退の申し出がありました。
関西電力もチップの値上げに応じてきたものの「無尽蔵には上げられない」と判断し、12月24日に発電所を停止することを決めたということです。
関西電力は発電所などの譲渡を検討しています。