2022年12月31日土曜日

簡単で効果的な節電を訊いた 「節電プロジェクト参加」はメリットあり

 Lmaga.jpが節電プロジェクトの簡単で効果的な節電法を紹介しました。

 関西電力との「Q&A(質問と回答)」の形式になっています。「関西電力」の「特典」は一般性はないと思いますが、節電の技法は共通の筈です。
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もう申請した? 家計に「メリットしかない」節電プロジェクト、簡単で効果的な節電を訊いた
                           Lmaga.jp 2022/12/30
『冬の節電プロジェクト2022』簡単にできる節電のポイントを教えてもらいました
物価上昇が続き、光熱費はできるだけおさえたい今。そんななか、「節電プロジェクトにエントリーするだけで2000ポイントgetしてたおー!節電もするする」というツイートを発見。
調べてみると、「関西電力」(本社:大阪市北区)の推進事業『冬の節電プロジェクト2022』で、参加特典として2000ポイントが付与されるとのこと。つまり、参加するだけでポイントがもらえ、さらに節電できればポイントが上乗せされるという。
うれしいことに、参加特典がもらえる申し込み期間が1カ月延長され、2023年1月31日までになったので、まだ間に合う!とりあえず参加で、2000ポイントはゲット(申し込み完了後、最速で翌日に加算)、さらに上積みするべく効果的に節電する方法を「関西電力」の坪内雄佑さんと石原弘二朗さんに訊いた。

■節電プロジェクト、どんなメリットが?
──参加特典ポイントと、節電達成ポイントがあるのは、どこの電力会社でも同じですが、ポイントの種類は事業者によって異なるようですね。
はい。当社では電気料金などのお支払いや、お買い物に使っていただいたり、「TーPOINT」や「楽天ポイント」「ANAマイレージクラブ」「JALマイレージバンク」などのポイントに換えられる「はぴeポイント」が進呈されます。
──節電達成ポイントは、前年同月より節電した場合と、予告された電力需要がひっ迫する時間に節電するともらえる電力会社が多いです。国の施策は共通ですが、「関西電力」では、どのような取り組みになりますか?
「月間使用量型」は、国の事業として前年同月比3%以上節電で1000ポイント、それに加え当社取組みとして前年同月より節電量1kWhあたり1ポイントを進呈します(3月の検針日の前日まで)。
「指定時間型」は、対象時間に節電量1kWhあたり5ポイントの進呈、また、国からも5ポイント進呈されるので合計10ポイントになります。
ポイントは自動的に計測され、登録されたメールアドレスにどれ位節電されたのかお知らせが届きます。
──前年同月比で3%以上節電できたら、毎月1000ポイントがもらえる(月の期間は電力会社による)のは大きいですね。3%の電気量は、各家庭によって異なると思うのですが、一般的にどのくらいなのでしょうか。
当社のモデル料金では、1家庭で月260kWhという数値ですからそこから計算すると、約7.8kWhになります。

■効率的な節電方法は?
──どんなことをすれば効率的に節電できますか?
経済産業省・資源エネルギー庁のサイトに節電の参考数値が公表されていますので、そちらを参考にご紹介します。
まず「家庭における家電製品の1日での電力消費割合」の円グラフを見てみましょう。グラフから、エアコンと冷蔵庫、照明の電力消費が多いことがわかります。電気消費量が多いものを節電すると効率的になります。
──なるほど。エアコンを1度下げると節電できるというのもよく言われますね。
エアコンの温度を下げることも節電になりますが、おすすめはフィルターの掃除です。たとえばエアコン(2.2kW)のフィルターを月に1回か2回掃除すると、掃除しない場合に比べ年間31.95kWhの省エネになるとされているので、単純計算で月約2.6kWhの節電になります。
節電量が大きく取り組みやすそうな節約を、同じように単純計算すると、
・冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にした場合、月約5.1kWh
・白熱電球54Wを電球型LEDランプ9W(白熱電球54Wと同程度の明るさ)に取り替えると月約7.5kWh
・電気カーペット3畳用の設定温度を「強」から「中」にした場合(1日5時間使用)、月約33.8kWh
・32V型テレビ画面の輝度(明るさ)を最大から中間に変更で、月約2.3kWh
・温水洗浄便座のフタを使わないときに閉めれば、月約2.9kWh
ひとつで達成するのではなく、組み合わせるとよさそうです。

■デメリットは? 節電対象期間はいつまで?
──具体的に数字を聞くと、節電を達成できそうな気がしてきました。「指定時間型」でうまく節電する方法はありますか?
節電をお願いする時間は指定日の夕方2時間が多いので、その2時間は電気を使わないように、買い物や散歩に出かけたり、洗濯などの電気を使う電化製品の使用時間をずらすと達成しやすいかもしれません。
──なるほど!こちらも現実味を帯びてきました。ちなみに、メリットしかないように見える節電プロジェクトに、デメリットはあるのでしょうか?
デメリットはありませんね。
──節電ポイント付与の対象期間はいつまでですか?
お申し込みをおこなった日から原則7日程度で参加することが可能で、「指定時型」は3月31日まで。
「月間型」は2022年12月中に参加いただいた場合は2023年2月分、2023年3月分それぞれにおいて節電量の計算。2023年1月1日から2023年1月31日までに参加いただいた場合は、2023年3月分において節電量の計算を致します。また、節電されたポイントは5月下旬に加算する予定です。
──節電できれば電気代も安くなりますし、申し込まない理由がないですね。最後にひとことお願いします。
国と当社からのポイントが付与されますので、今回の節電プロジェクトを機会に、無理のない範囲で電気の使用が増える冬の節電にご協力していただければと思います。

「うまく節電できれば、さらにポイントアップできるからやってみようか」の「ゆる節電」でもOKなプロジェクト。手続きも簡単なので、この機会に参加してみては。また関西に居住していなかったり、ほかの電力会社で契約している人も契約している会社のサイトを確認してみて。   取材・文・写真/太田浩子