2022年12月4日日曜日

運転禁止命令の解除判断の材料に 原子力規制委が柏崎刈羽原発を視察

 原子力規制委の伴信彦委員、杉山智之委員や片山啓原子力規制庁長官ら7人2日、柏崎刈羽原発に入り、核セキュリティ設備の追加検査の状況を調査しました。
 視察後 伴委員「検査チームの報告間違いなく、検査が的確に進んでいると改めて認識した」全体としての評価はまだまだこれから先のことだと思う」と述べました。
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運転禁止命令の解除判断の材料に 原子力規制委が柏崎刈羽原発を視察
                        UX新潟テレビ21 2022/12/2
セキュリティの本人確認などを視察
原子力規制委員会のメンバーが柏崎刈羽原発に入り、核セキュリティ設備の追加検査の状況を調査しました。
現地調査を行ったのは原子力規制委員会の伴 信彦委員、杉山 智之委員や片山 啓原子力規制庁長官ら7人です。メンバーはまず原発職員が入構する際の本人確認がどう行われているかを視察。続いて、建屋の外に出て、誤った警報を防ぐ対策を確認しました。さらに杭の損傷が判明している6号機・大物搬入建屋の基礎部分の状況も見ました。

■伴信彦委員
「検査チームの会議で報告を受けてきたが、そこで受けた内容が間違いないことを確認できたので、検査が的確に進んでいると改めて認識した
柏崎刈羽原発に出されている運転禁止命令の解除について原子力規制委員会の山中委員長は先月、「追加検査の結果や東京電力の改善措置計画を踏まえて来年春ごろに判断する」との見方を示しています。今回の視察も判断の材料となる見込みです。


柏崎刈羽原発のテロ対策の不備 改善状況を視察 原子力規制委員会
                       NST新潟総合テレビ 2022/12/3
柏崎刈羽原発でテロ対策の不備が相次いで発覚した問題。
原子力規制委員会の伴信彦委員と杉山智之委員は2日、東京電力が進める改善措置を視察しました
原発構内に入るゲートでは、IDカードの不正使用を受け、生体認証装置が導入されました。
ここで2人は、「エラーが出た際に対応する社員を新たに配置し、警備員の負担を軽くしている」などといった説明を受けました。
原子力規制委員会・伴信彦委員「(ゲートで)滞ることは少なくなってきたと感じた。(それは)ごく小さな氷山の一角のことでしかないので、全体としての評価はまだまだこれから先のことだと思う」
原子力規制委員会は2023年春までに、5人の委員全員が柏崎刈羽原発を視察することにしています。