9日、第14回韓中日原子力安全上級規制者会合がテレビ会議方式で開催され、韓中日原子力規制当局の担当者およそ60人が参加しました。
韓国原安委は日本に対し、福島の汚染水を科学的・客観的で、国際法・国際基準に合ったやり方で安全に処分すべきだという点を強調し、環境モニタリング強化の必要性を注文しました。
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韓国原子力安全委、日本当局に「福島汚染水の環境モニタリング強化」を注文
朝鮮日報日本語版 2022/12/10
韓国の原子力安全委員会(原安委)は9日、第14回韓中日原子力安全上級規制者会合(TRM)をテレビ会議方式で開催し、福島第一原発の汚染水処分を巡る環境モニタリングを強化すべきだという意見を伝えた。
今回の会議には、韓国のイム・スンチョル原安委事務処長、中国の江光・生態環境部国家核安全局副局長、日本の伴信彦・環境省原子力規制委員会委員がそれぞれ首席代表として出席し、韓中日原子力規制当局の担当者およそ60人も参加した。
3カ国は原子力安全関連の主要な懸案と規制経験を共有し、日本の原子力規制委員会による福島第一原発汚染水排出および海域モニタリング関連の規制活動などについて議論を進めた。
韓国原安委は日本に対し、福島の汚染水を科学的・客観的で、国際法・国際基準に合ったやり方で安全に処分すべきだという点を強調した。また、汚染水処分による環境影響を綿密に把握するための環境モニタリング強化の必要性を注文した。
2011年に起きた東日本大震災で爆発事故に見舞われた福島第一原発では、毎日130トンから150トン規模の汚染水が発生している。日本政府は、浄化して保管中の汚染水を来年春から海へ放流するという計画を明らかにした。