自民党の原発推進派でつくる「最新型原子力リプレース推進議員連盟」は13日、西村明宏環境相を訪ね、原発の建て替え(リプレース)推進への協力を求めました。同議連によると、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)は「敷地が広く取水も容易なため今後(政府内で)候補地として上がってくるのは自然だ」と述べました。そんなことで原発の建て替えを進めていい筈はなく乱暴な議論です。
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川内原発は「建て替え候補の可能性」 自民議連、環境相に協力要請 「敷地広く取水容易」
南日本新聞 2022/12/14
自民党の原発推進派でつくる「最新型原子力リプレース推進議員連盟」は13日、西村明宏環境相を訪ね、脱炭素を目指すグリーントランスフォーメーション(GX)の実現に向け、原発の建て替え(リプレース)推進への協力を求めた。同議連によると、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)も候補地となる可能性がある。
【写真】九州電力川内原子力発電所(薩摩川内市)
会長の稲田朋美衆院議員(福井1区)は、福島原発事故以前に新増設計画のあった川内、いずれも福井県の日本原子力発電敦賀、関西電力美浜の3原発を視察したと報告。地元には、原子力利用方針が不明確な政府への不安があるとし「最大限活用に舵を切るべき」との要望書を手渡した。
議連事務局長の滝波宏文参院議員(福井選挙区)は取材に「建て替えには事業者や地元自治体の判断が重要」とした上で、「敷地が広く取水も容易な川内が今後(政府内で)候補地として上がってくるのは自然だ」と述べた。
経済産業省が8日示した原発活用に向けた行動指針では、建て替えは廃炉が決まった原発を対象に、次世代型の開発・建設を進めると明示。同議連は、玄海1、2号機(佐賀県)を廃炉にした九州電力が川内に3号機を増設する場合も建て替えとして扱うべきだとしている。