2020年3月1日日曜日

廃校の飯樋小を改装し飯舘村の復興記録・交流施設に

 飯舘村は3月末に廃校となる村内の飯樋小の校舎を改装し「飯舘村復興震災記録交流施設(仮称)」にする計画で、地域住民の交流の場や東日本大震災の遺構の展示、災害時の避難所として21年度から活用します。
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廃校の飯樋小改装へ 飯舘村 復興記録交流施設に
福島民報 2020/02/29
 飯舘村は三月末に廃校となる村内の飯樋小の校舎を改装し、「飯舘村復興震災記録交流施設(仮称)」とする。地域住民の交流の場や東日本大震災の遺構の展示、災害時の避難所として活用する。二〇二〇(令和二)年度内の完成、二〇二一年度からの供用開始を目指す。
 施設には震災と東京電力福島第一原発事故発生直後の村の様子などを解説するパネルなどを展示するほか、避難所として利用できるよう炊事場やシャワーなどを新設する。校舎の北側と西側の一部を解体する。現在、解体箇所の切り離し工事を行っている。
 総工費は現在、算定中だが、五億円程度と見込んでいる。村議会六月定例会で予算を計上し、今夏にも改装工事に着手する見通し。
 飯樋小の校舎は高低差がある地形を生かし、変化に富む空間構成で各教室をつないでいる。円弧状の屋内スロープを設置するなど特徴ある建築で、二〇〇六(平成十八)年には県や福島民報社などが主催する県建築文化賞を受賞している。