東北電力の原田宏哉社長は27日の定例記者会見で、女川原発2号機が審査の正式合格を受けて、「安全対策に終わりはないという確固たる信念の下、安全性の向上に継続して取り組む」と強調しました。ぜひそうあって欲しいものです。
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女川2号機「安全対策に終わりなし」東北電社長、会見で強調
河北新報 2020年02月28日
東北電力の原田宏哉社長は27日の定例記者会見で、女川原発2号機が原子力規制委員会の新規制基準適合性審査に正式合格したことを受けて「安全対策に終わりはないという確固たる信念の下、安全性の向上に継続して取り組む」と強調した。
原田社長は「一人でも多くの皆さんに再稼働の必要性、安全性の向上について理解を頂くことが一番の基礎になる」と説明。「地元同意」や「事前協議」の回答といった再稼働に必要な自治体側の対応の見通しは「申し上げる立場にはない」と述べるにとどめた。
定期検査終了から次回定検までの間隔を延長する「長期サイクル運転」の導入を検討していることにも触れた。原田社長は一般論と前置きした上で「安定供給や火力燃料費低減、二酸化炭素排出抑制に寄与すると考えている」と語った。
規制委は26日、女川2号機が新基準に適合していると認める審査書を決定。東北電は安全対策工事を終える2020年度以降の再稼働を目指している。