2021年3月10日水曜日

台湾、脱原発まで4年 再生エネ拡大に注力

 発足当時から反原発を謳った台湾の蔡政権稼働していた原発6基のうち、第1原発の2基が19年までに40年の運転期限を迎え運転を終了したため、現在稼働中の原発は4です。
 蔡英文総統は公約した25年までの原発全廃に向け、洋上風力や太陽光など再生ネへのシフトを急いでいます。
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東日本大震災10年
台湾、脱原発まで4年 再生エネ拡大に注力 根強い抵抗続
                       時事通信 2021年3月8日
【台北時事】10年前の東日本大震災に伴い発生した東京電力福島第1原発の事故は、日本と同様に地震多発地帯である台湾のエネルギー政策にも大きな影響を与えた。推進と反対で世論を二分してきた原発問題は、福島原発事故を受けて廃止に向け大きく前進。脱原発まで4年余りに迫ったが、原発賛成派の根強い抵抗も続いている。

◇残る原発は4基
 反原発を党是とする民進党の蔡英文総統は、公約に脱原発を掲げ、2016年の総統選で当選。以来、25年までの原発全廃に向け、洋上風力や太陽光など再生可能エネルギーへのシフトを急いできた
 蔡政権の発足当時、3カ所の原発で稼働していた原子炉計6基のうち、第1原発の2基が19年までに40年の運転期限を迎えて運転を終了。稼働中の原発は現在4基となっている。