定期検査で蒸気発生器の伝熱管の損傷が見つかり長期間停止していた高浜原発3号機が、7日、原子炉の起動試験に入りました。
関電で稼働中の原発は大飯原発4号機と合わせ2基となります。
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高浜原発3号機が運転再開、福井 関電稼働、計2基に
共同通信 2021/3/7
関西電力は7日、定期検査中の高浜原発3号機(福井県高浜町)の原子炉を起動し、運転を再開した。昨年1月の定検入り以降、機器トラブルやテロ対策の「特定重大事故等対処施設(特重施設)」の完成遅れなどで、当初計画より運転再開が遅れた。関電で稼働中の原発は大飯原発4号機(同県おおい町)と合わせ2基となる。
高浜3号機では昨年2月、蒸気発生器の伝熱管に傷が見つかり、4月の運転再開を延期。8月には特重施設が未完成のまま設置期限を迎え、運転できなくなった。施設は12月に完成したが、高浜4号機でも伝熱管に傷が見つかり、両基で原因を詳しく調べるため停止が長期化した。