島根原発2号機の安全対策について鳥取県と米子・境港両市が提出した意見に対し、中国電力が19日、回答しました。
この中で、ウラン燃料にプルトニウムを混ぜたモックス(MOX)燃料を使ったプルサーマル発電については、鳥取県は、単に説明するということではなく協議する場を設けることを改めて求めました。
MOX燃料は放射線が強いプルトニウムの濃度が高いので臨界の危険性があるとされています。
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島根原発2号機の安全対策 鳥取県などからの10項目の意見に中国電力が回答(鳥取市)
TSK山陰中央テレビ 2025/2/20
島根原発2号機の安全対策について鳥取県と米子・境港両市が提出した意見に対し、中国電力が、19日、回答しました。
この中で、プルサーマル発電については説明するという回答に対し、鳥取県は協議の場を設けることを改めて求めました。
19日、中国電力の北野立夫副社長が鳥取県庁を訪れ、平井知事に回答書を手渡しました。
鳥取県と米子・境港両市は、島根原発2号機の安全対策について10項目の意見を中国電力に提出していました。
この中で、2号機で予定されている、ウラン燃料にプルトニウムを混ぜた新しい燃料のモックス燃料を使ったプルサーマル発電については「丁寧に説明していく」という回答でした。
これに対し、平井知事は「プルサーマル燃料を発電として使う、それは説明をします、ということではなくて、我々に対してきちんと協議をしていただく。我々も意見を述べる機会を保証していただきたい」として、説明ではなく協議を求めました。
これに対し、中国電力は、国の許認可を得ている段階でタイミングを見て協議していきたいと鳥取県の意向をくむ姿勢を示しました。