2025年2月17日月曜日

川内原発で原子力総合防災訓練 5000人参加、16日まで 政府

  政府は14日~16日、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)での重大事故を想定した原子力総合防災訓練を行いました。

 川内原発での事故を想定したものは2013年以来12年ぶりで。参加した住民らは約5000人でした。
 昨年1月に発生した能登半島地震の教訓を踏まえ、孤立集落を想定したヘリコプターでの住民避難や倒壊家屋からの救助、事前に定めていた避難先が被災した場合の対応に関する訓練などを実施しました。
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九州電力川内原発の事故想定した訓練、「道路の液状化」で避難先変更も…住民「慣れておくことも大事」
                            読売新聞 2025/2/16
 九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の重大事故を想定した政府の原子力総合防災訓練は2日目の15日、孤立集落からの避難や、観測機器の異常に対応する訓練が行われた。
 能登半島地震の教訓を生かしたもので、この日は原発近くに取り残された人をヘリで救出したほか、道路の液状化で事前に予定していた鹿児島市に向かえず、行き先を別の市に変更する設定の避難訓練もあった
 能登半島地震で放射線観測装置(モニタリングポスト)が計測不能になる事態も起きたことから、観測用のドローンや無人ヘリも投入された。
 約1時間半をかけてバスで避難した薩摩川内市の住民(68)は「事故がないのが一番だが、何が起こるかわからないので慣れておくことも大事だと思う」と話していた。

 薩摩半島の西方沖を震源とする巨大地震に備えた訓練には、内閣府や鹿児島県、九電などから約5000人が参加。最終日の16日は孤立地区に橋を架けたり、ヘリで物資を運んだりする。


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川内原発で原子力総合防災訓練 4800人参加、16日まで 政府
                           時事通信 2025/2/14
 政府は14日、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)での重大事故を想定した原子力総合防災訓練を開始した
 16日までの3日間で、内閣府や原子力規制委員会職員、周辺自治体の住民ら約4800人が参加する。政府は毎年、原子力総合防災訓練を実施しているが、川内原発での事故を想定したものは2013年以来12年ぶり。
 薩摩半島西方沖を震源とする地震により、14日午後、薩摩川内市で最大震度6強の揺れを観測したと想定。運転中の同原発1、2号機の原子炉は緊急停止したが、外部電源を喪失した上、設備のトラブルが相次ぎ、1号機で炉心注水ができなくなるとのシナリオで進められた。
 期間中、昨年1月に発生した能登半島地震の教訓を踏まえ、孤立集落を想定したヘリコプターでの住民避難や倒壊家屋からの救助、事前に定めていた避難先が被災した場合の対応に関する訓練などを実施する。 


九州電力川内原発の事故想定した訓練、「道路の液状化」で避難先変更も…住民「慣れておくことも大事」
                            読売新聞 2025/2/16
 九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の重大事故を想定した政府の原子力総合防災訓練は2日目の15日、孤立集落からの避難や、観測機器の異常に対応する訓練が行われた。
 能登半島地震の教訓を生かしたもので、この日は原発近くに取り残された人をヘリで救出したほか、道路の液状化で事前に予定していた鹿児島市に向かえず、行き先を別の市に変更する設定の避難訓練もあった
 能登半島地震で放射線観測装置(モニタリングポスト)が計測不能になる事態も起きたことから、観測用のドローンや無人ヘリも投入された。
 約1時間半をかけてバスで避難した薩摩川内市の住民(68)は「事故がないのが一番だが、何が起こるかわからないので慣れておくことも大事だと思う」と話していた。

 薩摩半島の西方沖を震源とする巨大地震に備えた訓練には、内閣府や鹿児島県、九電などから約5000人が参加。最終日の16日は孤立地区に橋を架けたり、ヘリで物資を運んだりする。