2025年2月1日土曜日

柏崎刈羽原発で4度目の衛星電話故障 中央制御室の電話全て不通に 追加検査対象の可能性

 東電は1月31日、柏崎刈羽原発7号機の中央制御室に設置している衛星電話が停止し、通話ができない状態になったと発表しました。24年から衛星電話の故障が相次いでおり、今回で4回目。原子力規制委員会による追加検査の対象となる可能性があります
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新潟・柏崎刈羽原発で4度目の衛星電話故障…増設工事中、中央制御室の電話全て不通に 追加検査対象の可能性も
                             新潟日報 2025/2/1
柏崎刈羽原発7号機の中央制御室に設置している衛星電話が停止し、通話ができない状態になったと発表した。同原発では2024年から衛星電話の故障が相次いでおり、今回で4回目。原子力規制委員会による追加検査の対象となる可能性がある

新潟・柏崎刈羽原発で相次ぐ衛星電話の故障、東京電力が増設工事に着手 原因調査はメーカーに依頼
相次ぐ衛星電話トラブル…同様の事案また起きれば追加検査の対象に

 東電によると、7号機の中央制御室にはもともと衛星電話端末1台が常設されている。この日は端末の増設工事を実施中で、増設端末をアンテナに接続したところ、起動途中で停止し通話ができなくなった。
 その後、従来からある端末も同様に停止し、衛星電話が1台もつながらない状態となった。原因は調査中。別の通信手段は確保されているという。
 東電の保安規定は衛星電話について、7号機の中央制御室では常に1台が動作可能であることを定めており、今回の故障で保安規定に反する状態となった。

 同原発では5号機の緊急時対策所で、衛星電話の故障が24年11月から3度発生。原子力規制庁柏崎刈羽原子力規制事務所によると、保安規定で定めた重大事故の対処設備では、1年間でトラブルが4回発生すると、40時間程度の追加検査が必要になるとしている。...
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東京電力・柏崎刈羽原発 衛星電話通じず 3か月で4回 規制委が「追加検査」検討へ
                       テレビ朝日(ANN) 2025/2/1
東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発で衛星電話のトラブルが相次ぎ、原子力規制委員会が追加検査を検討することになりました。
 東京電力は1月31日、新潟県にある柏崎刈羽原発7号機で中央制御室の衛星電話の通話が出来なくなったと発表しました。
 保安規定が定める逸脱事案と判断したということです。
 規定では原発内で逸脱事案が1年間に4回起きた場合、原子力規制委の追加検査の対象になるとしています。
 この原発では去年11月に1回、今年に入って2回、いずれも衛星電話のトラブルで逸脱事案が起きていました。
 4回目の逸脱を受け、原子力規制員会は追加検査を検討することになります。
 東京電力は「真摯に対応して参ります」とコメントしています。