2019年3月6日水曜日

06- 原発事故 汚染廃棄物保管場所は今も10万か所以上

 福島県内の除染で出た廃棄物は震災と原発事故から8年がたつ現在も生活空間に残されていて、各地の廃棄物を集約する仮置場は933か所、住宅の庭などにある現場保管は104938か所にのぼっています。
 環境省によれば今後、少なくとも3年間は解消できない見通しです。
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汚染廃保管場所 10万か所以上
NHK NEWS WEB 2019年3月05日
福島県内の除染で出た廃棄物は震災と原発事故から8年がたつ現在も生活空間に残されています。
各地の廃棄物を集約する仮置場は900か所、住宅の庭などにある現場保管は10万か所以上にのぼっていて、環境省によりますと今後、少なくとも3年間は解消できない見通しです。
 
福島県内の除染で出た廃棄物は、双葉町と大熊町の中間貯蔵施設に運ばれますが、搬入された量は発生量の17%ほどとなっています。
今月1日の環境省の発表によりますと、各地の廃棄物を一時的に集約する仮置場は県内全体で933か所にのぼっています。
市町村別では二本松市が227か所、田村市が95か所、伊達市が93か所、飯舘村が72か所などなっています。
 
一方、住宅の庭や駐車場、学校や公園の敷地などに置く「現場保管」は、10万4938か所にのぼっています。
現場保管は仮置場の土地を探すのが難しかった都市部に多く、市町村別では福島市が4万7257か所、郡山市が4万6104か所、須賀川市が1万35か所などとなっています。
現場保管されている廃棄物は仮置場などに集められて積み替えを行ったあと、中間貯蔵施設に運ばれる予定で、仮置場周辺での作業は今後も続くことになります。
環境省は中間貯蔵施設への搬入をおおむね2022年3月までに終えるとしていて、保管の解消は今後少なくとも3年間はできない見通しです