福島原発3号機の使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業は今月末から始めるとされていましたが、来月以降に延期することが分かりました。延期は度々繰り返されていていまでは殆ど驚かなくなっていますが、3号機の使用済み核燃料の取り出しは当初の計画から4年以上も遅れています。東電には何かが欠如しているように思われます。
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福島第一原発3号機 使用済み核燃料取り出し 来月以降に延期
NHK NEWS WEB 2019年3月7日
福島第一原子力発電所3号機の使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業について、東京電力は機器に不具合が発生した影響で、今月末から始めるとしていた作業を来月以降に延期することが分かりました。3号機の使用済み核燃料の取り出しはたびたび計画が延期されていて、当初の計画から4年以上遅れています。
福島第一原発3号機の使用済み燃料プールには566体の核燃料が残されていて、東京電力は去年11月に取り出す作業を始めるとしていましたが、燃料をつり上げる設備や機器などに不具合が相次いだことから工程を見直し、今月末の取り出し開始を目指して訓練などを行ってきました。
しかし先月28日に新たに機器の不具合が発生し、原因の究明などで予定されていた訓練も延期されています。
そのため、今月末としていた燃料の取り出し開始を来月以降に延期することになったということです。
3号機の燃料プールからの核燃料の取り出しの開始について、東京電力は事故の年につくられた計画で2014年末としていましたが、たびたび計画は延期されていて、当初の計画から4年以上遅れています。