佐賀県の伊万里市は、玄海原発で事故が起きた場合の避難先や避難経路などを記した「原子力防災のてびき」を独自に作製しました。
避難先の地図と施設の場所を市内13地区ごとに掲載し、３月中に全戸配布する予定です。
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「原子力防災のてびき」伊万里市が独自作製 避難先と経路を記載、全戸配布
佐賀新聞 2019年3月16日
伊万里市は、九州電力玄海原発（東松浦郡玄海町）で事故が起きた場合の避難先や避難経路などを記した「原子力防災のてびき」を独自に作製した。避難先の地図と施設の場所を市内１３地区ごとに掲載している。３月中に全戸配布する。
伊万里市は全域が原発から半径５～３０キロ圏のＵＰＺ（緊急防護措置準備区域）に指定されている。避難計画では、市民の圏外への避難場所は武雄市や鹿島市など３市２町の１７５カ所で、放射性物質の付着を調べるスクリーニングの場所や避難経路も決まっている。
冊子はＢ４判カラー５２ページ。前半の１９ページは基礎知識編で、佐賀県が作製した「原子力防災のてびき」を基に、情報収集や屋内退避の方法、避難時の注意点などを説明している。県の補助金６６４万円を使い２万４千部を作った。
市防災危機管理課は「手元に届いたらまず目を通してもらい、もしもの時に備えて家族全員で内容を共有してほしい」と呼び掛けている。
伊万里市が作製し、全戸配布する「原子力防災のてびき」
