伊方原発差し止め、15日判断 住民の仮処分申請 山口地裁支部
時事通信 2019年3月4日
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は安全性に問題があるとして、山口県の住民が運転差し止めを求めた仮処分申請で、山口地裁岩国支部は4日、決定を15日に出すと住民側と四国電側に通知した。
弁護団によると、仮処分を申請していたのは、瀬戸内海を挟んで伊方原発から約30〜40キロ離れた山口県内に住む3人。
伊方原発3号機をめぐっては、2017年に広島高裁が「原発の立地は認められない」として、運転差し止めを決定。しかし、同高裁が18年に四国電の異議を認めて決定を取り消したため、四国電は同年10月に再稼働させた。