首都圏反原発連合(反原連)は29日、開始から7年を迎えた首相官邸前抗議を行いました。
350人が参加し、「原発やめろ、安倍やめろ」「再稼働反対」の声をあげました。
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抗議7年「これからも」 反原連官邸前
しんぶん赤旗 2019年3月30日
首都圏反原発連合(反原連)は29日、首相官邸前抗議を行いました。同抗議はこの日、開始から7年を迎えました。350人(主催者発表)が参加し、「原発やめろ、安倍やめろ」「再稼働反対」の声をあげました。
反原連のミサオ・レッドウルフさんが国会正門前でスピーチしました。「7年抗議を続けてきた多くの仲間のみなさんは大きな財産です。私たちの抗議は、圧倒的多数の脱原発世論に支えられています」と強調。「政府の原発推進政策が窮地に追い込まれている今こそ、政策を変えさせるまで、一緒に声をあげていきましょう」と呼びかけました。参加者は大きな拍手で応えました。
「5年ぶりぐらいに参加した」という東京都板橋区の女性(33)は「原発を推進しようという安倍首相は、福島の原発事故で多くの人が故郷に帰ることができない現実を見ていません。大学の先輩が北海道で原発ゼロを求める行動を続けています。私も友人・仲間を連れて参加したい」と語りました。
国会正門前では参加者がスピーチし「権力の中枢で、非暴力で行動を続けてきた。歴史的なことだ。これからも一緒に頑張りましょう」などの声が相次ぎました。
「ゼロ」の民意 政府に迫ろう 反原連が声明
首都圏反原発連合(反原連)は29日、声明を発表しました。
官邸前抗議が圧倒的な脱原発の世論を可視化してきたと強調。さまざまな団体やグループが官邸前や国会前での抗議を呼びかけるようになっており、「官邸前や国会前が抗議の公共の場として広く認識されるとともに、場を維持できるよう私たちも努力をしてまいりました」と述べています。
安倍政権は、原発と核燃料サイクルを推進しているが、行き詰まっていると指摘。「今こそ、私たちが原発事故を忘れていないことを示し、原発ゼロの圧倒的民意を可視化させ、政府に突き付けるタイミングです」と訴えています。