秋田県男鹿市から秋田市の海域の協議会が2日、秋田市で開かれ、同海域を洋上風力発電事業促進区域とすることで意見書案がまとまりました。2022年末にも事業者の公募が始まる見通しです。発電の規模は34万KWで基金の積み立ては約25億円と見込まれます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
洋上風力発電事業「男鹿市~秋田市沖」促進区域に指定へ 秋田
秋田テレビ 2022/8/2
洋上風力発電事業の有望区域である秋田県男鹿市から秋田市の海域の協議会が、2日秋田市で開かれ、促進区域とすることに異論はないとして意見書案がまとまった。2022年末にも事業者の公募が始まる見通し。
秋田県内の洋上風力発電は、「八峰町・能代市沖」など3つの海域が「促進区域」に指定され、「男鹿市から秋田市沖」は、その前段階の「有望区域」となっている。
国や秋田県・漁協の関係者などが出席した協議会では、国の担当者から、発電の規模を21万キロワットから34万キロワットに引き上げることが提案された。
その上で、風車を建設することで地域と漁業の共生に使われる基金について、発電出力の規模に応じて算定する方法とすることなどが留意事項として示された。これにより、基金の積み立ては約25億円と見込まれる。
この他、事業を通じて発電される電気を、県内企業や地元住民が活用するために検討することなどを条件に、協議会は「促進区域」に指定する方針を確認した。
国は今後、第三者委員会の評価を踏まえた上で、9月にも「促進区域」に指定し、2022年末にも事業者の公募が始まる見通し。