2021年11月11日木曜日

女川原発2号機再稼働差し止め請求訴訟 第1回公判

 女川原発2号機重大事故が起きた場合の広域避難計画が「渋滞で30キロ圏内から脱出できない」「避難に使うバスの確保ができない」など実効性が無いとして30キロ圏内に住む住民が、再稼働の差し止めを求めて東北電力を訴えた裁判が8日始まり原告側は、避難時の放射線検査にかかる時間などについて国や県、石巻市に対して回答を求めました。

 一方、東北電力側は放射線物質を異常に放出するような事故が発生する具体的な危険について立証していないなどとして、請求の棄却を求めました。
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宮城・女川原発2号機再稼働差し止め請求訴訟 東北電力は請求棄却を求める
                         khb東日本放送 2021/11/8
 宮城県にある女川原発2号機について、重大事故を想定した広域避難計画が実効性を欠くとして、原発30キロ圏内に住む住民が、再稼働の差し止めを求めて東北電力を訴えた裁判が始まりました
 東北電力側は請求の棄却を求めています。
 この裁判は、女川原発の30キロ圏内に住む石巻市民17人が、県と石巻市の広域避難計画について重大事故が起きた際「渋滞で30キロ圏内から脱出できない」「避難に使うバスの確保ができない」など実効性が無いなどとして、再稼働の差し止めを求めています。
 8日に開かれた裁判で原告側は、避難時の放射線検査にかかる時間などについて国や県、石巻市に対して回答を求めました。
 一方、東北電力側は放射線物質を異常に放出するような事故が発生する具体的な危険について、原告側が何ら主張、立証していないなどとして、請求の棄却を求めました。
 次回の裁判は1月12日に開かれます。