2021年11月29日月曜日

富岡町で11年ぶりに芸能祭復活

 福島県富岡町の文化団体が日頃の練習や創作の成果を発表する町芸能祭・作品展28日、町文化交流センター「学びの森」で開かれました。福島第一原発事故後初の開催で、避難先などから訪れた町民が、11年ぶりに復活した秋の恒例行事を楽しみました

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富岡町で11年ぶりに芸能祭復活 町民が秋の恒例行事楽しむ
                            福島民報 2021/11/29
 福島県富岡町の文化団体が日頃の練習や創作の成果を発表する町芸能祭・作品展は28日、町文化交流センター「学びの森」で開かれた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後初の開催で、避難先などから訪れた町民が、11年ぶりに復活した秋の恒例行事を楽しんだ。
 町文化団体連絡協議会の主催、町、町教委の共催、福島民報社などの後援。原発事故に伴う避難など、厳しい環境の中で活動を続けている文化団体の再生に向けた一歩にしようと再開を決めた。
 町内外から約300人が来場した。開会式では町文化団体連絡協議会の高野泰会長があいさつした。山本育男町長と高橋実町議会議長が祝辞を述べた。
 芸能祭には避難先などで活動している12団体が出演した。よさこい踊りや太鼓演奏、朗読劇などが披露され、来場者は思いの込もった発表に大きな拍手を送っていた。
 会場には、町民が描いた絵画や書道、刻字など約150点も並んだ。来場者が力作の数々に見入っていた。