2021年11月12日金曜日

柏崎刈羽原発「地域の会」主体の情報共有会議開く

 10日、柏崎刈羽原発の安全性について「地域の会」に知事などが加わった情報共有会議が開かれ委員からは危機管理について厳しい声避難計画の実効性を問う声が上がりました。

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花角知事も参加の「地域の会」 東電社長が不祥事を謝罪
                       TeNY テレビ新潟 2021/11/11
柏崎刈羽原発の安全性について住民が議論する「地域の会」に知事などが加わった会議が10日に開かれました。出席した東京電力の小早川智明社長は、一連の不祥事について改めて謝罪しました。
「地域の会」は原発の安全性について、賛成・反対の立場を問わず住民が議論する場です。10日はこの「地域の会」に花角知事や柏崎市長などが加わった情報共有会議が開かれ、東京電力の小早川智明社長も出席しました。
東京電力 小早川智明社長】「地域の皆様、県民の皆様に大変なご不信を抱かせてしまいました。本当に申し訳ございませんでした」

柏崎刈羽原発ではことしに入ってからテロ対策の不備など問題が相次いで発覚。委員からは危機管理について厳しい声が上がりました。
「地域の会」委員】「再稼働への道筋はさらに遠くなり、厳しい状況となっています。毎日原発を見ながら暮らしている住民としてはこれらを思う時、むなしさと共に違和感も出てきています」

一方、原子力災害を想定した避難訓練が間近に控える中、委員からは避難計画の実効性を問う声も上がっています。
花角英世知事】「訓練は通常シナリオを作りますが、いろんなシナリオで条件を変えて訓練を進める中で対応力を向上させていきたい」

避難訓練は13日に開かれます。原発から30キロ圏内の住民が対象で屋内退避の訓練も含めると約18万人が参加する予定です。