2021年11月6日土曜日

ドラム缶800本分 四国 伊方原発の低レベル放射性廃棄物を搬出へ

 伊方原発の運転中に発生した低レベル放射性廃棄物(キロ当たり8000ベクレル以下)の200リットルドラム缶800本分を、青森県六ケ所村の埋設施設に搬送するため、船積み作業を開始しました。その後300年間地中で管理されます

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドラム缶800本分、青森へ 四国電力が伊方原発の低レベル放射性廃棄物を搬出
                         愛媛新聞 2021年11月5日
 四国電力は5日、伊方原発(伊方町)の運転中に発生した200リットルドラム缶800本分の低レベル放射性廃棄物を、原発構内から青森県六ケ所村の埋設施設に搬送するため、船に積み込む作業を開始した。7日に出港し、12日に施設への搬入を完了する。
 搬出するドラム缶には、2006~16年度に1~3号機の放射線管理区域内で発生した金属やプラスチックなどの廃棄物が圧縮、固形化して詰められている。専用の運搬船「青栄丸」(4500トン)で日本原燃の「低レベル放射性廃棄物埋設センター」に海上輸送する。センターによると、放射能が安全上問題ないレベルに低減するまで約300年間地中で管理される。
 原発構内の保管庫では、ドラム缶8本入りのコンテナがトラックで搬出され、作業員が放射線量を測定した。トラックで岸壁に搬送した後、クレーンでコンテナをつり上げ、慎重に船内に積み込んだ。