2021年11月18日木曜日

高浜原発4号機用のMOX燃料 仏から到着

 高浜原発4号機(福井県高浜町)で使用するため、フランスで製造したウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)が17日、同原発の岸壁に到着しました。フランスに使用済核燃料の再処理を委託していた分、燃料集合体16体が搬入されました。
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高浜原発4号機用のMOX燃料、仏から到着 2017年以来
                        毎日新聞 2021年11月17日
 関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で使用するため、フランスで製造したウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)が17日、同原発の岸壁に到着した。仏で使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを分離しウランと混ぜたもので、通常の原発で再利用する「プルサーマル発電」に使われる。同原発へのMOX燃料の搬入は2017年以来。
 資源エネルギー庁によると、MOX燃料の輸送はこれまでに東京、関西、中部、四国、九州の計5電力会社に行われ、今回で7回目(1回で複数の原発に輸送する場合あり)。東京電力福島第1原発事故後では3回目となるが、いずれも高浜原発向けで、他の原発には搬入されていない。関電によると、今回は燃料16体が搬入された。

 この日は岸壁の対岸で、関西の市民団体「老朽原発うごかすな!実行委員会」の木原壮林・元日本原子力研究所研究員(78)ら約30人が横断幕などを掲げ「プルサーマル運転反対」と訴えた。メンバーらはその後、同原発ゲート前付近でデモ行進などをして運転停止を求めた。【大島秀利】