2021年11月27日土曜日

27- 柏崎刈羽原発で安全決起大会 稲垣所長「不安を与えない状況を」

 柏崎刈羽原発で24日、安全な作業を誓い合う安全決起大会が開かれ社員や協力企業の作業員など155人が参加しました。稲垣所長は「地域に不安を与えない状況をつくり出すことが重要だ」と述べました。

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核セキュリティーを巡る問題が相次いだ柏崎刈羽原発で安全決起大会
稲垣所長「不安を与えない状況を」
                        TeNYテレビ新潟 2021/11/24
柏崎刈羽原発で11月24日、安全な作業を誓い合う安全決起大会が開かれました。核セキュリティーの不備など深刻な問題が相次いだ柏崎刈羽原発。稲垣所長は「地域に不安を与えない状況をつくり出すことが重要だ」と述べました。
安全決起大会には東京電力の社員や協力企業の作業員など155人が参加しました。
柏崎刈羽原発では今年度、作業中のケガや熱中症など6件の事故が発生していて、注意点などを再確認しました。
柏崎刈羽原発を巡ってはことし、核セキュリティーの不備や社員によるIDカードの不正使用など深刻な問題が相次いで発覚しました。原子力規制委員会から事実上の運転禁止が命じられるなど、厳しい視線が注がれています。

〈柏崎刈羽原発/稲垣武之所長〉「まず自分の身を守る。そして仲間の身を守ることからスタートして、地域の皆様に不安を与えない状況を作り出すことが重要かと思っております」
稲垣所長はこのように述べ、信頼回復に向けて、まずは作業員などの安全を徹底したいと訴えました。


「地域からの信頼を失っている状況」柏崎刈羽原発で安全決起大会
                         BSN新潟放送 2021/11/25
新潟県にある東京電力・柏崎刈羽原発で24日、安全決起大会が開かれ、稲垣所長は「地域からの信頼を失っている状況」として安全への意識を徹底するよう訓示しました。
安全決起大会は安全意識の向上と作業事故の防止を目指して毎年のように開かれていて、今回は東京電力と協力企業の社員ら155人が参加しました。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】地域からの信頼を失っている状況であります。職員一人一人皆さまがそれらの事案に真摯に向き合って、しっかり対策をとっていくとともに、安全が最優先という意識を」
柏崎刈羽原発では7号機の安全対策工事の一部未完了や核物質防護をめぐる問題が相次いで発覚し、再発防止に取り組んでいる最中です。また、今年度これまでに構内では、けがや熱中症など6件の労働災害が発生したということです。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】安全は人身安全も原子力安全も含めて最優先であるというところですね。徹底してまいりたいと思います」
事故防止および地域からの信頼を得るために、参加者は安全への意識を高めていました。