2021年11月3日水曜日

03- 幻のキノコ 福島で絶滅危機

幻のキノコ、福島で絶滅危機 原発事故後の森林整備影響

                            共同通信 2021/11/2
 本州では唯一、福島県川内村で自生が確認されている幻のキノコ「センボンキツネノサカズキ」が、東京電力福島第1原発事故後の除染を含む森林整備で絶滅の危機にさらされている。愛好者らでつくる福島きのこの会は「間伐や下刈りなどでキノコが発生する環境が狭められている」と指摘。今後も調査を続けながら環境保護を訴える。
 同会などによると、このキノコはベニチャワンタケ科。ピンク色で直径0.6~1センチの深いわん形をし、樹皮が残るミズナラの倒木に密生してサンゴのような姿となる。
 1988年に北海道旭川市で発見され、90年に新種と認められた。