2021年11月7日日曜日

地熱発電所、原発事故前の4倍に 「再エネ」で注目

 全国の地熱発電所の数が、11年の福島第1原発事故後のおよそ10年間で、20基から92基増えたことが分かりました。日本は豊富な地熱に恵まれていますが、これまで開発が停滞し小規模発電所が多く全体の発電量は伸び悩んでいます今後は脱炭素エネルギーとしてさらに大規模な開発が期待されます。
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地熱発電所、原発事故前の4倍に 豊富な資源、「再エネ」で注目
                             共同通信 2021/11/6
 全国の地熱発電所の数が、11年の福島第1原発事故後のおよそ10年間で、4倍に増えたことが6日、火力原子力発電技術協会の統計から分かった。豊富な地下資源を抱えながら開発が停滞していたが、再生可能エネルギーとして再び注目され、建設が進んだ。ただ小規模発電所が多く、全体の発電量は伸び悩んでいる
 英国でCOP26が開かれ、脱炭素社会実現を迫られる中、日本も再エネ導入の加速化が急務だ。火力や原発に比べ総発電量に占める地熱の割合は極めて小さく、30年までに発電所数を倍増する目標を掲げた。

 統計によると、10年度は20基だった発電所は、19年度に92基に急増した。