2021年11月3日水曜日

福島沖の海洋調査、放射性物質の検出で1年にわたり設定ミス

 原子力規制委は2日、福島第一原発周辺海域で実施している海洋調査で、約1年間にわたり放射性物質の検出下限値の設定を泥1キロ・グラムあたり0・1ベクレルだったのに、誤って同0・3ベクレルに設定ていたと発表しました。

 あまりにも初歩的なミスで、規制委がこれでは示しもつきません。
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福島沖の海洋調査、放射性物質の検出で1年にわたり設定ミス…規制委
                             読売新聞 2021/11/2
 原子力規制委員会は2日、東京電力福島第一原子力発電所の周辺海域で実施している海洋調査で、約1年間にわたり放射性物質の検出下限値の設定を誤っていたと発表した。検出された放射性物質は微量で、設定ミスによる影響はないという。
 規制委によると、昨年5月~今年5月、同原発の数十キロ沖の海底6地点で放射性物質ストロンチウムの量を3か月に1回ずつ測定した。その際、本来の検出下限値は泥1キロ・グラムあたり0・1ベクレルだったのに、誤って同0・3ベクレルに設定。6地点計30回の測定のうち16回は検出下限値以上だったが、「不検出」としていた。
 規制委が昨年5月に調査委託業者を変更した際、調査の仕様を正しく伝えていなかったという。データは修正の上、改めて公表する。