2021年11月21日日曜日

伊方原発3号機再稼働、中村知事が了承

 四国電力が保安規定違反を受け延期している伊方原発3号機の再稼働について、中村時広知事は19日、県庁で、安全性向上などの要請事項の順守を条件に了承する考えを四電の長井啓介社長に伝えました。既に立地する伊方町も再稼働を了承しています。

 長井社長は「安全を最優先に原子炉起動に向けた準備を開始する」として、22日に再稼働日程などを公表すると述べました
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伊方3号機再稼働、知事が了承 四電社長と面談 安全性向上など条件に(愛媛)
                       愛媛新聞ONLINE 2021/11/19
 四国電力が保安規定違反を受け延期している伊方原発3号機の再稼働について、中村時広知事は19日、県庁で、安全性向上などの要請事項の順守を条件に了承する考えを四電の長井啓介社長に伝えた。既に立地する伊方町も了承しており、長井社長は「安全を最優先に原子炉起動に向けた準備を開始する」と述べ、22日に再稼働日程などを公表するとした。
 中村知事は、県環境安全管理委員会や伊方町、県議会での議論と自身の現地視察を踏まえ了承すると説明。違反の再発防止策や、昨年1月に相次いだ重大トラブルへの対応状況を妥当と判断した。ただ「無条件ではない」と強調し、協力会社一人一人に至るまでの原子力事業者としての責任の自覚 ▽安全性向上と県民の信頼回復への取り組み ▽「えひめ方式」(異常事象に関する通報連絡体制)の徹底  の3事項を要請した。
 定期検査で2019年12月に停止しており、再稼働に際しては長期間の停止後であることにも留意するよう要望。「ゴールではなくスタート。気を引き締め対応してほしい」と訴えた。
 長井社長は「私が先頭に立ち関係者一体となって、緊張感を継続して取り組む」などと要請事項の徹底を約束した。