福島第一原発の廃炉や、トリチウムを含む処理水を海洋放出する政府方針について、福島県内の高校生11人が考える「ふくしま浜通り高校生会議」が13日開かれ、福島県双葉町の伊沢史朗町長らが講義を行いました。
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原発廃炉や処理水問題などを考える 福島県のJヴィレッジで「ふくしま浜通り高校生会議」高校生11人が参加
福島民報 2021/11/14
東京電力福島第一原発の廃炉や、放射性物質トリチウムを含む処理水を海洋放出する政府方針について、福島県内の高校生11人が考える「ふくしま浜通り高校生会議」は13日、Jヴィレッジ(福島県楢葉町・広野町)で開かれ、福島県双葉町の伊沢史朗町長らが講義を行った。
伊沢町長は町内中野地区の復興産業拠点やJR双葉駅西側地区の住宅整備など復興に向けた町の施策を紹介。原発事故で生じたさまざまな問題を踏まえ、「物事が事実かどうかを考え、一方向ではなく多様な視点で見ることが大切だ」と助言した。
出席した高校生からは「若い世代に帰還してもらうために何をするのか」、「町内に教育施設を整備すべき」などの質問や意見が出た。
高校生会議は広野町のNPO法人ハッピーロードネットの主催。14日は東電福島第一原発などを見学する。