宿直社員の無断外出問題で運転停止が続く伊方原発３号機について、16日、愛媛県議会の特別委員会でこの問題が議論され、宿直当番にGPS付きスマートフォンを持たせ所在を確認するなどの再発防止策が説明されました。委員からは安全意識の欠如を問題視する意見が相次ぎましたが再稼働に反対する意見はありませんでした。
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県議会特別委 伊方３号機再稼働に反対意見出ず【愛媛】
南海放送 2021/11/16
宿直社員の無断外出問題で運転停止が続く伊方原発３号機。１６日県議会の特別委員会で、この問題が議論されたが、再稼働に反対する意見はなかった。
県議会の特別委員会では四国電力の山田研二原子力本部長らが宿直社員の無断外出問題などについての再発防止策を報告した。
これに対し、委員からは安全意識の欠如を問題視する意見が相次いだが、再稼働に反対する意見はなかった。
中村知事は既に再稼働を認めている伊方町長の判断や特別委員会での審議内容などを踏まえ、再稼働を認めるかどうか最終判断する。
伊方原発トラブル 愛媛県議会の特別委に四電が説明
あいテレビ2021/11/16
中村知事が、伊方原発再稼働の判断材料の１つに挙げている愛媛県議会の特別委員会が16日開かれ、宿直勤務をしていた社員が無断で外出していた問題などを受け「四国電力は信頼を失っている」と厳しい声が相次ぎました。
16日の特別委員会には参考人として招かれた四国電力の原子力本部長らが宿直勤務をしていた当時の社員が無断で外出した問題を巡り、当番に、ＧＰＳ付きスマートフォンを持たせ所在を確認するなどの再発防止策を説明しました。これに対し委員からは伊方原発ではこれまで別のトラブルも相次ぎ、その後、今回の問題が発覚したことに、厳しい声が挙がりました。
委員会では16日の意見をまとめ近く県議会の議長に報告する予定です。また中村知事も今回の議論も参考にしながら再稼働について最終判断する見通しです。
