2023年9月20日水曜日

9・18 さようなら原発代々木集会(レイバーネット日本)

 18日福島汚染水放出開始への抗議行動が全国、全世界で一斉に展開され、日本でも東京の代々木公園などを中心に「さようなら原発」の集会が全国で持たれました。
 代々木公園では「脱原発・気候変動運動のこれからパネルデスカッション」が開かれ、鎌田慧さんと小出裕章さんがパネリストを務めました。
 宮川敏一さんが報告しました。
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918「ワタシのミライ」 さようなら原発代々木集会
                      レイバーネット日本 2023-09-19






報告 宮川敏一
◆9月18日(月・休)13:30、福島汚染水放出開始への抗議行動が全国、全世界で展開され、東京の代々木公園などを中心に「さようなら原発」の集会が全国で持たれた。今年は気候危機(変動)や再生可能エネルギーの問題にとりくんでいる市民や市民グループとコラボレーションして、脱原発をはじめ脱炭素、再エネ100%の社会を求める集会とパレードを取り組む。
◆会場周辺は、さまざまな団体のブースや課題ごとのトークと音楽が11:00から始まった。(報告=宮川敏一)

日時 9月18 日(月・休)11:00~16:00
【代々木公園野外ステージ】13:55〜
■司会者(山本大貴・鈴木ちひろ)

■脱原発・気候変動運動のこれからパネルデスカッション
鎌田慧さん
脱原発で訴えますが、世論調査でも岸田内閣の支持率が下落。それでも正すことをしない。処理水をマスコミが統一報道する。平然この先30年以上続ける。高浜老朽原発強行する再稼働をやめない。大江健三郎さんは侮辱に闘うと訴えてきた。若い人に引き継ぎやり切りたい。岸田内閣の支持率が落ち込んでいる。麻生副総裁はは「闘う覚悟」などで、「抑止力」だと戦争をけしかける。私は原発反対、核から脱却こそ真の平和です。頑張りましょう。

小出裕章さん 動画(2分)
12年前の壊滅的事故で多くの人々が故郷を失い未だに帰れず、緊急事態宣言は12年経っても解除されない。大変な状況は終わっていない。原発被害で避難者は翻弄され、未だに故郷に帰れない。放射能汚染水をマスコミはこぞって「処理水」と繰り返す。汚染水は海に流さなくとも、加工や東電の敷地内でいくらでも処理できる。政権とマスコミの談合で原発事故の恐ろしさを隠蔽する。福島県の管理区域にまだ数100万人が居住している。安倍元首相さえできなかったことを岸田首相はやる。放射能汚染水130万トンを海洋投棄!トリチウムは消すことができない。マスコミが処理水と言い続ける暴走を止めないといけない。漁民了解を取らないで強行した
放射能汚染水は130万トン。貯蔵タンク1000基あるが、福島第2原発や隣接の敷地内にタンクを作ることは簡単だ。政府と東電はたくさんの嘘をついている。原発推進機関のIAEAのお墨付きを縦に利用する。かつて原発建設で安全を強調。事故を起こすと想定外と責任放棄する。汚染水放出は実害だらけです。放射能汚染水の海洋投棄否定は、六ヶ所村の原子燃料サイクル施設の否定です。だから政府は強行する。原子力の根幹になる闘いです。

◆閉会後の15:30から、渋谷、原宿の2コースに8000人がデモ行進に参加した。