2023年9月16日土曜日

「規制委は厳格に対応を」自民党新潟県連が『東電の適格性再確認』に

 原子力規制委が現在進めている原発の運転における東電の適格性の再確認について、自民党新潟県連は「過去の判断をなぞるだけでなく、厳格に対応してほしい」と求めました。

 県連の岩村幹事長は、「東電に対する県民の信頼が低下し続けており、県連内でも同様の意見が出ていたので、要望書を提出することになった」と語りました。
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「過去の判断をなぞるだけでなく、厳格に対応を」自民党新潟県連が『東電の適格性再確認』の 規制庁に要望
                         BSN新潟放送 2023/9/14
東京電力に柏崎刈羽原発を運転する適格性があるのかどうか…」原子力規制委員会が現在進めている再確認について、自民党新潟県連は「過去の判断をなぞるだけでなく、厳格に対応してほしい」と求めました
自民党県連の岩村良一 幹事長らは14日、柏崎市にある原子力規制庁の事務所を訪れ、要望書を手渡しました。
原子力規制委員会は、柏崎刈羽原発で核セキュリティー上の不備が相次いで見つかったことを受けて、2017年に一度認めた、東電の原発を扱う技術的能力=「適格性」の再確認を始めています。

自民党県連は規制委に対し、「2017年当時の判断を単になぞるだけでなく、東電の企業の体質やガバナンスが十分と言えるかなどについて、改めて評価してほしい」と求めました
【自民党県連 岩村良一 幹事長】「(東電に対する)県民の不安が消えていない状況、あるいは増している状況。厳格に評価・検査をしていただきたいという要望」

一方で、柏崎刈羽原発をめぐっては再稼働の議論の前提となる「県独自の3つの検証」の総括が13日に終わり、大きな節目を迎えました。
政府が柏崎刈羽原発の再稼働を目指す中、自民党県連はこれまで「東電が主体となる原発運営は受け入れがたい」とする立場を表明してきましたが…

Q「現状では東電への信頼が失われている。信頼回復なくして再稼働はないと?」
【自民党県連 岩村良一 幹事長】「その議論こそこれから始まるわけでありますので、今回の要望、あるいは(3つの検証の)取りまとめの材料をもとに議論を進めていくということになる」
原子力規制庁によりますと、適格性の再確認には3か月程度かかる見込みだということです。


「東電を厳格に評価して」 自民新潟県連が規制庁に要望
                            産経新聞 2023/9/14
自民党新潟県連は14日、東京電力に柏崎刈羽原発(同県)を運転する適格性があるかを再確認中の原子力規制委員会と事務局の規制庁に対し、東電を厳格に評価するよう要望した。同原発をめぐっては、県が13日、再稼働の是非を議論する際の材料となる報告書をまとめたと発表。再稼働問題をめぐる県内の動きが活発化してきた。

要望書では、東電社員によるIDカードの不正利用や侵入検知設備の故障など相次ぐ不祥事により、東電に対する県民の信頼は大きく損なわれていると指摘。その上で、東電の企業体質やガバナンス(企業統治)が原発事業者として十分かどうかを、厳格に評価するよう求めている
要望したのは県連幹事長の岩村良一県議ら。規制庁の出先機関である柏崎刈羽原子力規制事務所(同県柏崎市)を訪れ、幹部に要望書を手渡した。
岩村氏は「東電に対する県民の信頼が低下し続けており、県連内でも同様の意見が出ていたので、要望書を提出することになった」と語った。