財務省が20日に発表した8月の貿易統計（速報値）によると、水産物を含む食料品の中国向け輸出額は前年同月比41･2％減の141億8600万円でした。今後さらに拡大する可能性もあります。22年の中国向けの水産物輸出額は871億円で最大の輸出先です。
日本政府観光局（JNTO）が20日に発表したデータによると、8月の訪日外国人観光客数は215万6900人（推計値）で、19年同月の85･6％にとどまりました。
中国を除く外国人観光客数は19年同月比で18％増加したのに対して、中国人観光客数は19年同月の36･4％の水準に落ち込みました。
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中国向けの食料品輸出額41･2％減、原発処理水放出の影響で 観光にも打撃
36Kr Japan 2023/9/25
日本の財務省は9月20日、8月の貿易統計（速報値）を発表した。水産物を含む食料品の中国向け輸出額は前年同月比41.2％減の141億8600万円だった。中国による日本産水産物の全面的な輸入停止措置の影響が顕在化しており、今後さらに拡大する可能性もある。
農林水産省のデータによると、2022年の中国向けの水産物輸出額は871億円で、最大の輸出先だった。
また、日本政府観光局（JNTO）が9月20日に発表したデータによると、8月の訪日外国人観光客数は215万6900人（推計値）で、19年同月の85.6％にとどまった。中国を除く外国人観光客数は19年同月比で18％増加した。一方、中国人観光客数は19年同月の36.4％の水準に落ち込んだ。原発処理水の海洋放出が、中国人観光客の日本への旅行意欲に影響を与えたとみられる。 （36Kr Japan編集部）
